《TPPは最良の指標=規制改革の本気度で―諮問会議議員》
時事通信 2月17日(日)
政府の経済財政諮問会議で民間議員を務める日本総合研究所の高橋進理事長は17日のフジテレビの番組で、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題につい て「マーケットは規制改革で何が出てくるか見ている。TPPは安倍晋三首相が規制改革にどれだけ真剣かを示すのに一番良い」と述べ、交渉に参加すべきだと の考えを明確にした。
TPPに参加するかしないか?
これ、とても大きな問題です。
でも、マスコミは、問題を小さく小さく見せようとしているよね。
TPPの話題で出てくるのはいつも農業。
うん、確かにTPPに参加したら、農業に大きな影響を与える。
ところが、それだけじゃないんだよね。
TPPっていうのは、「全ての関税・非関税障壁をなくそうぜ」という協定。
関税や非関税障壁というのは、日本の産業を守っている面がある。
また、日本人の健康や安心・安全を守っている面もある。
だから、関税や非関税障壁の中には、必要なものもあるって事。
しかし、ですよ。
TPPに参加したら、必要だろうが不要だろうが、全ての関税や非関税障壁をなくす努力をしなければいけない。
農業だけの問題じゃあ、ないんだよ。
例えばさ、医療。
日本の医療の強みは、国民皆保険(こくみんかいほけん)という制度。
この制度があるから、日本人はみんな公的な保険に加入する事になる。
で、この保険に入っていれば、どこの地域にいても《3割負担》で診察を受ける事が出来る。
高齢者や子供は、もっと少ない負担で診察を受けられるよね。
☆比較的安い保険料&診察代で、レベルの高い診察が受けられる☆
↑これが日本の医療。
ところが、アメリカなどは悲惨だよ。
医療保険に入れない人が約6000万人近くいる。
そもそも、アメリカでは公的医療保険が充実してない。
だから、ほとんどの人は、民間の医療保険に入るのよね。
民間の医療保険。
これがまた、ベラボーに高いのさ。
保険料が高い上に、実際に病気になった時も大して使えない事もある。
保険でカバー出来ない時は、当然、自分で払う事になる。
高い医療費が払えなくて自己破産する人も結構いるんです。
一方、ウハウハなのは、医療保険会社。
なにしろ、ベラボーに高い保険料を取りながら、お客が病気になっても《なるべく払わないように、払わないように》するんだから。
そりゃ、儲かるでしょ。
まさに弱肉強食の新自由主義・アメリカ。
さて、そんなアメリカの保険会社が国内だけでは飽き足らず、日本の医療市場も狙っているんですね。
要するに、日本人に(アメリカの)医療保険に加入させたいという訳。
でも、先程話したように、日本には全ての人が加入する国民皆保険制度がある。
その為、多少は貧しくてもそれなりの医療を受ける事が出来るんです。
だから、今のままでは、「アメリカの医療保険に入ろう」と思う人は、ほとんどいないでしょう。
そこで、TPPですわ。
TPPは、「全ての関税・非関税障壁をなくそうぜ」という協定。
TPPに参加すると、この《国民皆保険》という有り難い制度が非関税障壁とみなされてしまうんです。
簡単に言えば、「おうおう、日本の国民皆保険があるから、アメリカの医療保険が売れねーんだろ。国民皆保険を変えるなり廃止するなりしろよ」と。
まあ、とは言っても、国民皆保険が突然なくなる事はないです。
まず、保険でカバー出来る範囲が狭くなっていくんだろうね。
例えば、「風邪には保険は効かない」とか「○○病の人は保険が効かない」とか。
そうすると、風邪では《10割負担》しなきゃいけなくなる。
今は3割負担なのに、それが10割負担になっちゃうんだから大きいよね。
で、そんな時、アメリカの保険会社が颯爽と「風邪でも保険金が給付されます!」という保険商品を持って、日本に来る。
そうすりゃ、売れるだろうねー。
保険会社もさ、最初は気前よく、保険金を給付するでしょう。
でも、次第に色々と条件をつけて、なるべく給付しないようにするね。
そうして、保険会社は利益だけを増やす事が出来るって訳だ。
医療においては、それがアメリカの狙い。
そう、TPPはね、農業だけの問題じゃないんです。
さて、冒頭の記事で赤文字にしたところ。
経済財政諮問会議(けいざいざいせいしもんかいぎ)
↑これ、新自由主義の司令塔だと思って下さい。
基本的に、この会議が言う事は、庶民の為にはなりません。
冒頭の記事でも、堂々とTPPを勧めているでしょう?
この会議や会議に所属する人達は、庶民の為に意見を言っているんではないんです。
ニュースを見る時は、その点は頭に入れて見ないと、騙されますよ。
せっかく民主党政権がなくしたのに、安倍総理が復活させちゃった。
これだけでも、安倍自民党が誰の方を向いているのか、分かるってものです。
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戦争したいですか?
と聞けば、おそらくほとんどの人が「いいえ。したくないです」と答えるでしょう。
喧嘩好きな人でも、戦争となると、やっぱり拒否するんではないかな?
その感覚はとても正しいと思うね。
戦争というのは、沢山の人の命を犠牲にする行為。
犠牲になるのは、あなたかもしれないし、あなたの家族や友人かもしれない。
そんなもの、反対するのが当たり前ですよね。
安倍、橋下あたりは、戦争大好き人間です。
しかし、彼らは戦地には行きませんよ。
命令するだけ。
戦地に行って、命を奪ったり奪われたりするのは、庶民です。
その事に気づかないと、ますます戦争大好き政治家に騙されますよ。
庶民である我々は、「戦争には絶対に反対だ」という強い思いを持ち続ける事が大切ですね。
また、庶民は、安倍総理や橋下市長などを応援してはいけません。
と聞けば、おそらくほとんどの人が「いいえ。したくないです」と答えるでしょう。
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